学習目標 |
ヨーロッパにおいて「近代世界」を作り出すにいたった精神?価値観?規範を理解するためには、キリスト教文化の知識が必要不可欠です。この授業では、その知識の習得を目指します。 |
授業概要 |
「普遍的」と思われる「抽象的?哲学的思想」も、ある時代?社会?集団に共有される、ものの感じ方?考え方(「心性」)の影響を受けています。授業では、西欧の社会?文化に深い影響を与えてきたキリスト教、特にカトリックの「心性」に、具体例を通して触れていきます。 |
テキスト |
使用しません。 |
参考文献?課題図書 |
授業中に随時紹介します。 |
受講生への要望 |
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評価方法 |
授業の終わりに提出するリアクションペーパーの内容、前期試験、後期レポートの、総合評価。 |
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授業計画 |
1.ガイダンス 2.「民衆宗教」といわれる宗教実践を支える世界観 3.民衆宗教と「教会」の関係 4.内省主義と教区共同体志向 5.ユダヤ教からキリスト教へ:救済史の展開 6.救済史と「恩寵」論 7.恩寵神学の基本理念と祭儀 8.「奇蹟」を生きる人々の世界観 9.奇蹟神学が正当化する世界観 10.「祭儀」の基本理念と七秘蹟 11.祭りの具体例:世界と規範の強化 12.祭りの具体例:世界と規範の見直し 13.「祭り」を生きる人々の世界 | | |