学習目標 |
中世の日本語を現代語に訳す作業を通して、自分たちが苦労せずに使っている現代語の難しさを知り、理解を深める。また、発表(プレゼンテーション)と建設的な質疑を行う上での留意点を学ぶ。 |
授業概要 |
『エソポのファブラス』は、室町時代にポルトガルの宣教師達が日本語を学習するために作った教科書である。エソポとは有名なイソップのことで、イソップ物語を室町時代の日本語に訳したのがこの書物である。全体はエソポの生涯とエソポが話した寓話からなり、今年度からいよいよエソポの寓話に入る。最初の話は、狼と子羊が川で出遭い、狙う狼と逃れようとする子羊のやりとりが面白い。はじめに諸注意を含めた解説を行い、演習の実例を示す。その後、受講生に演習を行ってもらう。 |
テキスト |
プリントを配布する。 |
参考文献?課題図書 |
大塚光信『キリシタン版エソポのハブラス私注』(臨川書店、1983年) |
受講生への要望 |
自分の演習は入念に準備し、そうでない時も十分に予習し、積極的に議論して下さい。出席は初回からとります。 なお、この科目の受講希望者は事前に竞彩篮球推荐室で所定の手続きを済ませて下さい。 |
評価方法 |
演習内容?質疑内容、学期末のレポート、出席回数を総合して成績評価を行う。 |