学習目標 |
人間は、世界の中に「ある」という事実性に目覚め、それへと問いかけることなしには存在しえなかった唯一の存在であり、そこに哲学的驚きを体験してきた。この問いが現代技術主義時代の中で生きるわれわれに投げかけている諸相を学ぶ。 |
授業概要 |
近?現代史哲学史を通して、人間存在をめぐる存在論的かつ倫理学的な問題圏を考える。主に「自我」から「実存」へと転換してきた人間の存在論的概念史に基づいて、倫理学的観点をも含めた現代における哲学的問題について講じる。 |
テキスト |
飯塚勝久?水野建雄編著『ヨーロッパ精神史』北樹出版 |
参考文献?課題図書 |
河上正秀編著『他者性の時代』世界思想社、河上正秀著『行為と意味』未知谷 |
受講生への要望 |
主題に関する強い関心をもっていること。哲学?倫理学特講Ⅷとの内容上の連続性があり、できれば両科目の履修を薦める。 |
評価方法 |
出席状況と試験結果との総合評価 |
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授業計画 |
1.授業全体についてのガイダンスと資料紹介 2.主題に関する | | |