学習目標 |
リヨンの法曹家市民の例を通じて、ヨーロッパ中世末期の都市において、都市共同体の上層に位置した市民が果たした歴史的役割を理解する。 |
授業概要 |
中世末期の14,15世紀、フランス王国とドイツ帝国の狭間に位置して独立性を維持していた都市リヨンは、しだいにフランス王権からの政治的圧力を受けるようになる。 この時代にはまた職業的法律家の社会的需要が増し、いくつかの法曹家家系は都市社会で指導的な役割を演じるようになった。新興階層として彼らはどうのように自分たちの地位を確立し維持したか、また王権に対応しつつどのように都市共同体を運営したかを解明したい。 |
テキスト |
特になし。 |
参考文献?課題図書 |
図書館を通じて推薦図書を発表しますが、これはリヨンへのイメージを持つための文献であり、授業に必ずしも直接役に立つ本ではありません。 |
受講生への要望 |
明快な講義を心がけますが、私の講義は一度欠席すると分かりにくくなるらしいので注意してください。 |
評価方法 |
出席と学年末のレポート。 毎回、リアクションペーパーの提出を求める予定。 |