学習目標 |
旅の活性化と旅の文学の増加は、中世という時代を特徴づける一つの文化現象である、と位置づけて、中世の旅の文学を読む。勅撰集に見える歌人の歌だけでなく、現実に旅をした遁世者や敗者、女性の作品にも注目する。 |
授業概要 |
鎌倉期を中心として、前半では主に和歌作品を、後半では日記紀行文学を取り上げ、講読していく。そこに描かれた旅の情景と現実との関係、王朝文学との関係などを通して、当時の人々の発想や視点を考察する。 |
テキスト |
プリントを配布する。 |
参考文献?課題図書 |
授業中に指示する。 |
受講生への要望 |
授業は講義形式で行うが、毎回配布するコメントシートを通して、作品を読んで自ら考え感じたことを発信するという形で、授業に積極的に参加してほしい。 |
評価方法 |
出席と試験による。 |
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授業計画 |
1.導入――中世の旅 2.西行――旅する歌僧 3.…四国の旅、東国の旅 4.旅の歌――『新古今和歌集』より 5.…虚構の旅と現実の旅 6.…歌枕の | | |