授業概要 |
香料への渇望が、大航海時代をもたらしたことはよく知られています。食べ物への欲求は、その後も長く影響力を持ち続け、近代世界の形成にあたって、決定的な役割を果たしました。この授業では、茶、砂糖、コーヒーなどがヨーロッパ社会に普及し、ヨーロッパの社会をどのように変えていったのかを考えます。 |
課題?評価 |
授業への出席、報告、発言、期末レポートを総合的に判断します。 |
テキスト |
角山栄『茶の世界史』中央公論社。 川北稔『砂糖の世界史』岩波書店。 臼井隆一郎『コーヒーが廻り、世界史が廻る』中央公論社。 |
参考文献 |
マーヴィン?ハリス『食と文化の謎』岩波書店。 川北稔『世界の食文化17 イギリス』農文協。 |
受講生への要望 |
演習の主役は担当者ではなく、参加者です。ひとりひとりが責任を持って役割を果たすことをのぞみます。 |
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授業計画 |
最初に担当者が、背景となる時代について、おおまかな説明をします。その後、報告者を決めて、テキストを読みます。報告者は、担当部分の要約をするとともに、問題提起をします。報告者の報告にしたがって討論を行ないます。なお参加者全員があらかじめ該当部分をよく読んでおくことが前提で、必ず1回は自分の意見を述べることが義務となります。学期末に授業に関連したレポートを提出してもらいます。 |
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