授業概要 |
この授業では日本国憲法が保障する「人権」について学びます。人権はもともと国家が国民を統治する際に行使する強大な国家権力から国民を守るために考えられた「自由権」に始まりますが、その後は資本主義発展の弊害を除去するための「社会権」が、また情報化社会の到来にあたっては「知る権利」「プライバシー権」などの「新しい人権」として発展し続けています。この授業では、社会構造や人々の意識の変化が人権にどのような影響を与えてきたのかを考えながら、人権の基本を学びます。 |
課題?評価 |
出席点?リアクションペーパー?テストを総合して評価します。 |
テキスト |
なし。 |
参考文献 |
伊藤正巳『憲法入門』有斐閣双書 渋谷秀樹『憲法への招待』岩波新書 百地 章『憲法の常識 常識の憲法』文春新書 |
受講生への要望 |
法的問題点を含む社会問題に関心を持って授業に参加してください。 |
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授業計画 |
1.日本国憲法とは 2.日本国憲法の基本原理 3.「基本的人権の尊重」とは 4.人権の一般原則 5.人権の4類型 6.平等権 7.新しい人権 8.自由権 9.社会権 |
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