授業概要 |
文芸はもとより、茶道?香道?水墨画といった日本の伝統文化と仏教に密接なつながりがある事は知っていても、では具体的に、日本人が仏教から何を採り入れたのだろうか。禅を中心にすえて、こうした問題をできるだけ多面的に考えてみたい。 |
課題?評価 |
学年末にレポート |
テキスト |
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参考文献 |
鈴木大拙著北川桃雄訳『禅と日本文化』岩波新書 |
受講生への要望 |
なるべく多くの伝統文化を取り上げるので、興味の持てた分野について積極的に調べたり考えたりして欲しい。そのための参考文献などについては個別に指導する。 |
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授業計画 |
第1回 日本仏教の展開 いわゆる鎌倉新仏教と旧仏教の 運動 第2回 日本への禅宗紹介 覚阿?大日房能忍?葉上房栄 西 第3回 モンゴル帝国と漢民族の文化 第4回 日本の本格的禅宗受容 禅僧の日中往来 第5回 来朝僧の日本理解 兀庵普寧?蘭渓道隆?清拙正 澄 第6回 北条時宗と元寇 第7回 五山の制度と文化 後醍醐天皇?夢窓疎石 第8回 禅宗受容の諸相 花園天皇?宗峰妙超 第9回 禅と文芸 語る文化?語らぬ文化 第10回 禅と能楽 呪術劇の系譜?呼吸の支配 第11回 禅と剣道 日本人の死生観 第12回 禅と茶道 茶禅一味論 第13回 いけばなと仏教 |
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